検査入院をしていたくぅ、思わぬ事態となっていました。 私が病院を後にした直後、大量の血便・・・。吸飲麻酔中も血便から水のような便に変わり、顔を掻きむしったりの異常行動。 先生方は「もう駄目か・・・」と思ったそうです。
くぅの病気は、「播種性血管内凝固」。
何らかの原因(悪性腫瘍・各種感染症・ショック・基礎疾患・溶血・白血病・外傷)によって全身の細小血管内にフィブリンによる血栓を生じる症候群で、軽度から重度の出血傾向が認められたり、更に、全身性の血栓形成による多臓器不全に陥ることもある、ということが分かりました。(驚)
血液検査の結果は、問題のある数値が多く、特に、肝機能は最悪の状態。X線検査では小さいながらも副腎に腫瘍発見(やっぱり!)。 腸は内壁が血便と共に出ている異常事態。
一体何が原因なのか今の状態では判断が付かず、一つ言えるのは「絶対にストレスを与えないこと!」。 「副腎腫瘍による症状の進行はゆっくりなので、今はそれよりも命を落とす引き金を絶対に作らないこと!」だそうです。
くぅに注射による麻酔をかけたり、メスを入れたりする事は絶対にできないそうです。
先生曰く、「こんなに感受性の強いフェレットは初めて! この1週間が山場でしょう」と。
幸い(入院時の半日以上の絶食がこたえたのか)食欲は旺盛で、その結果か日毎に少しずつだけど便の状態も改善傾向に。 ひたすら眠る表情も穏やかになってきました。(私が側にいる時は、薄目を開けて様子を見ています。また一人だけ何処かに連れて行かれないかと心配なのかも・・・)
今回のことで、くぅが想像を絶するほどの寂しがり屋で、また、自分の感情を押さえ込みストレスにしてしまうのだということが分かりました。振り返ると、一人っ子だったくぅにぎんじろうを迎えたこと、その環境に慣れたのに、ぎんじろうを亡くし再び一人っ子になったことも大きなストレスだったに違いない・・・。
今後は、よほどのことでもない限り、病院へも行けないくぅです。
* マウスを置いた1枚は、ガッツリごはんを食べる、くぅ。
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