忘れないヨ・・・


 [13]   「寝たきり」を免れた もも
 旅先で ももが脱臼してしまい、緊急入院手術を受けました。
 
 脚が4本揃っているワンコだったら比較的スムーズに治っていただろうに、ももの場合は3本の脚ゆえに事態が二転三転しました。
 そして36日間の入院生活で3度の手術を受ける結果になりました。3度目の手術は症例が少なく、「パラガード」というプレートの考案者のK先生でさえ手術経験が6例。担当の旅先のA先生は1例という数少ない手術のタイプでした。ましてや3本脚の例は日本では初めての事。手術に成功しても、術後の効果如何は未知のものでした。
 しかし、ももは素晴らしい先生方・スタッフに恵まれて、見事に脚を治していただきました。
 
 《この間の全記録・出来事etc.は、2004年8月21日(土)〜10月3日(日)の「日記」に記載しています。》
 
 3度の手術を執刀してくださり、もものことをずっと診てくださったA先生は、ももの事を自分の事のように考えてくださり、その間 遠くに住む家族の私達への配慮もきちんとしてくださるなど、「良くしてあげたい」という熱意が痛いほど伝わってくる先生でした。
 ももは不幸にも怪我をしてしまいましたが、幸運にも素晴らしい先生に出会えて見事に蘇ることができました。
 また、心無い人の手によって左前脚と尻尾の半分を失った ももは、素晴らしい獣医師の手によって「寝たきり」になるのを救われました。
 
←(8月31日撮影)は、1度目の手術の後、3日間帰宅していた時のもの。脚がすぐに外れてしまう状態で炎症を起こしており、フードも食べなくなっている状態です。この撮影の直後 旅先のA病院に夜半 再入院しました。
 
 再入院後は退院までの32日間 毎日この写真のももに向かって励ましの言葉をかけながら脚と頭を撫でていた母でした。これを見ると、当時を思い出して胸がキュン!とします。

退院した10月2日

退院後の10月31日

10月3日、マヤちゃんからの退院祝い
 



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