〜想い出の舞台より〜


 7    ラ・バヤデール
                                                            
 
音楽 : レオン・ミンクス                                      
 
振付 : マリウス・プティパ
 
初演 : ロシア帝室バレエ団、マリインスキー劇場(1877年)                  
 
物語 : 場所は南インド。若い戦士ソロルはバヤデール(寺院の巫女で舞姫のこと)のニキアと恋仲である。ニキアを密かに愛していた寺院の大僧正は、二人のことを知り嫉妬の炎を燃やし復讐を誓う。
 
領主ラジャは、ソロルを娘のガムザッティの婿に迎えたいと かねてから思っており、宮殿に招く。 身に余る光栄と、ガムザッティの美しさに魅せられたソロルは結婚を承諾する。
 
大僧正は、ソロルとニキアの仲をラジャに告げる。激怒したラジャは、ソロルではなくニキアを始末するという。
 
ソロルとガムザッティの婚約披露宴。ラジャはニキアに他のバヤデールたちと踊るよう命じる。そしてニキアに花籠を贈る。その中には毒蛇がひそませてあった。・・・・・花籠を持って踊るニキア。突然、蛇がニキアの首に咬みつく。苦しむニキア。大僧正が解毒剤をさしだし、自分の愛を受け入れるよう迫る。それを拒絶し、再度踊り続けるニキアは、やがて力尽きて息絶える。
 
ソロルはニキアの死を悲しみ沈みこんでいる。眠くなったソロルは夢を見る。バヤデールたちの精霊が現れ、その中にニキアを見出したソロルは、ニキアを今も愛していることを悟り、二度とニキアを裏切らないことを誓う。
 
ガムザッティとソロルの結婚式が進行しようとするが、神の怒りにふれ、寺院の屋根に雷鳴がとどろき、寺院は轟音をたてて崩壊する。人々は瓦礫の下にことごとく埋まり、死に絶える。
 
仏陀によって極楽に導かれたソロルは、そこでニキアと永遠に結ばれるのであった。
 
-画像は、精霊になったニキアとソロルのパ・ド・ドゥ-
 
【まっちの一言】
 
 バリエーションは数メートルもある長い布を持って踊るのだけど、その扱いが絡みそうで難しかった!
 



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