音楽 : フォーレ、フランク、サン・サーンス、ドビュッシー、ベートーヴェン、ワーグナーほか
振付 : ローラン・プティ
初演 : マルセイユ・バレエ団、モンテカルロ(1974年)
物語 : マルセル・プルーストの同名の小説をもとにした2幕13場のバレエ。
このバレエは、長大なプルーストの小説から、いくつかのエピソードをとり上げて構成したもので、第1幕はアルベルチーヌを中心に描く女の世界で、プルースト的天国をあらわし、第2幕はシャルリュスを中心に描く男の世界で、プルースト的地獄をあらわしている。
第1幕は7場で、ゲルマント公爵夫人のサロンやヴェルデュラン家の人々。
オデットに対するスワンの恋。さんざしの花で象徴されるジルベルトとの出会い。小説家と、純潔のしるしの白い服を着た娘たちのいる海辺のイメージ。アルベルチーヌとアンドレ。囚われの女アルベルチーヌへの小説家の嫉妬(美しい「夢」のパ・ド・ドゥがある)などのエピソードが踊られる。
第2幕は6場で、シャルリュス男爵と彼のアイドル、ヴァイオリニストのモレル。
娼婦の館で女に囲まれたモレル。シャルリュス男爵の地獄、秘密の儀式。モレルとサン・ルウ。戦争に呑みこまれるゲルマントの世界などのエピソードが踊られる。
-画像は「夢」のパ・ド・ドゥ-
【まっちの一言】
踊り始めるまでに3分間ほど床に寝ていなきゃいけないのだけど、身体が冷えてくるのが自分でも分かり恐かった・・・。
|