音楽 ： アドルフ・アダン
振付 ： ジャン・コラリ、ジュール・ペロー
初演 ： パリ・オペラ座（1841年）
物語 ： （第一幕） 場面はドイツの農村。
寡婦ベルトの娘ジゼルは病弱な娘、疲れ過ぎたり、あまり気が立ったりすると、命を落としかねなません。そんなジゼルは向かいの家に住むロイスを愛しています。実はロイスは、戯れに村人に成りすましてジゼルと愛の囁きを交わしている 公爵アルブレヒトなのでした。
ある日、クーランド公と娘バチルドたちの狩の一行がやって来て、アルブレヒトは実はバチルド姫の許婚者ということがわかってしまいます。
ジゼルは裏切られたと知って、悲しみのあまり気が狂い、母ベルトの腕の中で息絶えてしまうのでした。
（第二幕） 場面はジゼルが眠っている真夜中の墓場。
後悔の念に嘆き悲しむアルブレヒトがやって来ます。そこへ、ウィリー（「霊魂の乙女」の意）の女王ミルタとウィリーたちが現れてアルブレヒトを湖に突き飛ばそうとします。でも、死んでもなおアルブレヒトを愛しているジゼルが現れて命乞いをするのです。
ミルタは、二人に終わりのないダンスを踊るよう命じます。ジゼルは命令に従わなければなりません。ウィリーたちは容赦なく二人を踊り続けさせます。
とうとうアルブレヒトが力尽き果てようとした時 夜明けがやって来て、ウィリーたちの魔力が切れる時間が迫ってきます。
ジゼルはアルブレヒトに永遠の別れを告げて、墓の中へと帰っていくのでした。
−画像は第二幕のジゼルとアルブレヒトのパ・ド・ドゥより-
【まっちの一言】
白いバレエの中でも好きな作品の一つ。
が、現実では自分を裏切った男性を、身をもってかばい続ける事なんてできるかな〜？
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