音楽 : ピョートル・チャイコフスキー
振付 : マリウス・プティパ
初演 : ロシア帝室バレエ団、
サンクトペテルブルグ(現在のレニングラード)(1890年)
物語 : ある王国でのこと。長く待ち望まれていた姫君が国王夫妻に誕生しました。そのオーロラ姫の誕生を祝う日、妖精たちも招かれて、それぞれ姫に贈り物をします。とその時、悪の精カラボスが手下を引き連れてやって来ます。そして、自分だけが招かれなかったことを恨んで、呪いをかけました。「姫は16歳の誕生日に針に刺されて死ぬだろう・・・・・」と。王妃達は悲嘆にくれますが、まだ贈り物をしていなかったリラの精が、「姫は死ぬのではなく、素敵な王子が現れるまで眠っているだけ・・・・・」と、カラボスの呪いを弱めたのでした。
時は移って、オーロラ姫の16歳の誕生日。輝くばかりに美しく成長した姫は友人たちと踊っています。そこへ一人の老婆がやってきて、キラキラ光る美しい針を姫に差し出しました。老婆は、変装したカラボスだったのです。初めて美しい針を目にした姫は、予言どおり指を刺して倒れてしまいました。リラの精は、姫と共にお城全体を深い眠りに付かせるのでした。
100年ののち。デジレ王子が森にやってきました。そこへリラの精が現れて、オーロラ姫の幻影を見せます。一目でオーロラ姫に心を奪われてしまった王子は、森の奥深くにある城に分け入ってカラボスを倒しました。そして王子がオーロラ姫に口づけすると、姫は長い眠りから目覚めたのでした。
二人の愛が成就する日、童話の主人公たちや宝石の精たちがお祝いにやってきて、オーロラ姫とデジレ王子の結婚式が華やかにとり行われるのです。
−画像は「オーロラ姫とデジレ王子の結婚式」の一場面より-
(マウスを置くと、王子のくちづけで目覚めるシーン)
【まっちの一言】
オーロラ姫は私の柄じゃないと思っているのだけど、師事する先生がとても誉めてくれたのが嬉しい。
「好き」だから「できる」でもないし、「好きじゃない」から「できない」でもないか・・・。
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