〜想い出の舞台より〜


 4    レ・シルフィード
 
音 楽 : フレデリック・ショパン
 
振 付 : ミハイル・フォーキン
 
初 演 : マリインスキー劇場(1908年)

 レ・シルフィードはショパンの小曲を集めたもので、全体を通した筋書きはない。  
                                                    −↑の画像はEのパ・ド・ドゥ−
 
 次々と形を変えて踊るコールドバレエの見事な美しさ、白いロマンティック・チュチュの花形バレリーナの独演、詩人と空気の精のパ・ド・ドゥ、ワルツに合わせての華やかな総出の踊り等々がつらねられ、華やかななかにも、技巧の見せ場の多い舞台である。
 
 バレエ作品のなかでも、二十世紀にいたって完成されたものの代表的作品であり、フォーキンの名を高めたものであった。
 
   @ ノクターン(変イ長調 作品32の2)・・・全員の踊り
   A ワルツ(変ト長調 作品70の1)・・・女性ソリストの踊り

              

   B マズルカ(ニ長調 作品33の2)・・・詩人の踊り
   C プレリュード(イ長調 作品28の7)・・・プリマの踊り
   D マズルカ(ハ長調 作品67の3)・・・女性ソリストの踊り
   E パ・ド・ドゥ(嬰ハ短調 作品64の2)・・・詩人とプリマの踊り
   F 華麗なる大ワルツ(変ホ長調 作品18)・・・全員の踊り
                                 
 
 【まっちの一言】
 
 「シルフィード」とは「妖精」の意味。
 したがって空気のように軽やかに踊ることが要求され、また、腕の動き(肘の使い方)にとても気を使った作品。
 
 
 
レ・シルフィードよりパ・ド・ドゥ.mid



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