彼とは同じ幼稚園でした。小学校・中学校は違いましたが高校は同じ学校でした。クラスは一緒になったことはありませんが陸上部で三年間共に汗を流しました。
当時、彼の夢は「まっちの家のような工務店をしたい」でした。工学部に進み一級建築士になりました。
4年に一度オリンピックの年に開催される高校の同窓会の他に、毎年末10人ほどで忘年会をするのが いつのまにか恒例になっていました。彼はその中の一人でした。
一昨年の忘年会は例年のように楽しく過ごしました。年が明け、彼が腫瘍の摘出手術を受けました。突然の事で耳を疑いましした。5月にスタジオに快気祝いを届けてくれました。いつものようにとても元気そうでした。
今年のお正月の4回目の同窓会に初めて姿を見せませんでした。彼は再手術を受け遠方の病院に入院中だということを聞きました。お見舞いは遠慮した方がいいとのことでした。
その後気になりながらも、情報がつかめませんでした。
6月10日。彼が亡くなったという知らせを受けました。昨日告別式に行って来ました。読経を聞きながら彼が笑っている遺影を見ても信じられませんでした。その間、走馬灯のようにいろいろな事が頭の中を駆け巡りました。
出棺の時に、井上陽水の「ホテルはリバーサイド」が静かに流れました。きっと彼が好きだったのでしょう。・・・・・そういえば最後になった一昨年の忘年会で歌っていたのを思い出しました。
それはそれは大勢の人に見送られて彼は旅立って行きました。帰宅して昨夜は もと君と夫婦の愛とか・・・いろいろな事を話しました。彼の事が私達にいっそう相手を思いやる事を教えてくれました。
今でも、彼の余りにも早すぎる旅立ちが信じられません。
ひとみちゃん、一年余りの付き添っての看病本当にご苦労様でした。これから私達友人であなた達の事を見守っていきますよ。
久文君、フライングだよ・・・。あまりにも早すぎるよ・・・。
仲間達と冥福を祈ります。。。
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