昨日、ももは退院し無事に我が家に帰ってきました。(^^)
台風で高速道路・国道・県道などがいたるところで寸断されているために、病院までのコースを大幅に遠回りしなければなりませんでした。
早朝出発した私達は正午前に病院に到着。フロントで先生にご挨拶をしていると「ワン、ワン、ワン♪」というももの声!明らかに私達の事が分かった様子でした。ケージのある部屋に入ると、ももは後足で立って鳴き続けていました。その表情の嬉しそうな事!思わず涙が出てしまいました。
お話では、退院前日に吐いたそうで 当日は車に長時間乗ることもあって予防処置を施してくださったそうです。
ケージの扉の所で、ももに「鼻チュッ♪」をして、頭を抱きしめてうんと褒めてやりました。8月の入院初日に14.5kgあった体重は11kgになり、まるで子犬に戻ってしまったように小さくなっていました。あちらこちら骨ばっていて、抱いた時に余りにも軽くて胸が痛みました。
30分の滞在の後、少し散歩をしました。ももが3本の脚を しっかりと使って大小の用を足すのを見ていると 感動でまた涙が出てきました。先生も指摘されていましたが、今回の手術で後ろ足を別々に使うことが多くなりました。(それまでは大抵同時でした) 車のドアを開けると、抱っこする前に自分でピョンと助手席に飛び乗りました!(ハラハラしましたが)
帰路では、ももはこれまで見せたことのないような甘える仕草をたくさん見せたり、運転中のもと君の腕を甘がみしたりしました。(こんな事も初めて!) よほど寂しくて心細かったのだと思います。途中のSAでの休憩も次第に本来のももらしい元気さが徐々に戻って来るのが分かるほどでした。「もう家に戻れる!」と確信できたからでしょうか?
600km余りの「退院コース」を無事に走り終えて、きんたの待つ我が家へと帰ってきました。「抱いている格好が外れやすいかもしれません」ということで、ハラハラしどうしでしたが大丈夫でした。
一休みしたあと外に連れ出した時に、タイムリーにご近所の方やワンコ友達に次々と会って、ももは ものすごく嬉しそうでした。飼い主さんが ももを撫でてくれると、いつもヤキモチで「ワン!」って言うマリちゃんが昨日は何も吠えず、撫でてくれているのをじっと見ていました。また、アレックス君がももの傷痕や耳を まるでねぎらう様にペロペロしているのにも驚きました。 きっと、ワンコ同士で何かが分かるのだと思いました。
ももは、今朝まで散歩も(ショートコースにしていますが)喜んで出かけるし、フードもオヤツも美味しそうに完食だし、吐く気配は全くなくて、脚の痛みもなさそうです。
やはり32日間の入院生活が ももにとってどんなにストレスになっていたのかがよく理解できました。ワンコの寿命を人に換算すると半年間入院していた事になります。体重も1ヶ月で3kg落ちるなんて肉体労働者の私でも大変かも? 体重の20%だなんて・・・。
今日までの様子で、ももの脚は 今まで通りの日常生活ができるほどに良くなっている様子がうかがわれます。外に出すと、走りたがるのを抑えるのに大変なくらい。(笑)
この様子だと、弱ってしまった述部周辺の筋肉が強くなるのも遠い日のことではない気がします。
一時は「寝たきり」を覚悟したこともあったのに、これも安藤先生はじめ、K先生、スタッフの方々、ずっと励まし続けてくださった方々、そしてももの運の強さ・・・などなど、感謝の気持ちでいっぱいです。
今日まで「願かけ」のつもりでどこにも伺っていませんでしたが、これから時間がかかるかもしれませんが ご挨拶に伺いたいと思っています。
本当に、本当に有難うございました。
そして、もも自身も 遠方の見知らぬ地で長期にわたって一人でよく頑張りぬいたものだと褒めてやりたいです。
(画像は退院して帰宅後の散歩にて。手術のために毛を剃っていますがシッカリ立っています。^^)
*「想い出」に-「寝たきり」を免れた もも-の記事あり
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